金属製品の防錆に効果を発揮するガンブルー液。
金属製品にとって錆は大敵です。
お気に入りのモデルガンやアウトドアナイフが錆てしまうと、とてもショックです。
- お気に入りのナイフを長く使いたい
- ゴルフクラブを錆びないようにしたい
- モデルガンをもっと格好良くしたい
ギアやアイテムを吟味して買った時は、皆さんこう思いますよね。
そこで活躍してくれるのが、ガンブルー液です。
ガンブルー液で加工することによって、防錆効果があったり、見た目にも格好良く仕上げることができます。
ただ、なかなかお店でガンブルー液を見かけることはありません。
愛用者が多いバーチウッドのガンブルー液は輸入禁止と噂をされたりしています。
そこでこの記事では、ガンブルー液の代用品はどこに売っているのか調査しました。
また、失敗しない使い方や、正規品はどこで手に入るのかも紹介していきます。
ガンブルー液ってどんなもの?
ガンブルー液は、鉄やニッケルなどの金属製品を黒染めする液です。
ガンブルー液を使って行う酸化皮膜処理を、ブルーイングといいます。
金属製品・部品の表面を酸化皮膜処理をすることで、錆防止効果がある。
ブルーイングは黒さび加工とも言われたりするので、キャンプなどが趣味の方は聞いたことがあるかもしれませんね。
鉄などの金属製品は、どうしても錆が発生してしまいます。
一般的な錆は、赤錆といわれるものです。
車の錆を放置しておくと、最終的にはボロボロと砕けるようになりますよね。
アウトドアやモデルガンが好きな方は、使ったことがあるかもしれませんね。
その他にも、自転車などのボルトやゴルフクラブなどにも使うことができます。
防錆効果だけではなく、見た目も黒く重厚感がでるので、使用する前にブルーイングする人は多いですよ。
お気に入りのモデルガンやナイフを格好良くしたい方は、ガンブルー液を購入してみましょう。
ガンブルー液の代用品はどこに売ってる?ホームセンター?
なんでどこ探してもガンブルー液ないん。
— 091 (@d56074) March 13, 2023
Amazonにも楽天にもない。
ガンショップもプラモ屋も電話しまくったけどヒットせん。
誰かバーチウッドかジースミスのガンブルー液余ってませんか?
ガンブルー液の代用品として愛用者多いのが、以下の商品です。
- ブラッキー(東美化学)
- G.Smith.Sのブルー液
どちらも代用品として使用している方が多い商品ですよ。
取り扱っているのは、圧倒的にミリタリーショップ系のお店が多いですね。
ただ、ホームセンターなどの身近な店舗での取り扱いは限られてしまいます。
- ホームセンター(カインズ、ホーマック、コーナン、ビバホームなど)
- スーパー
- ドンキホーテ
- 東急ハンズ
- ロフト
通販では買うことができるので、手軽に欲しい方は通販がおすすめですよ。
次からは、代用品について紹介していきます。
1.ブラッキー(東美化学)
ダブルベルのKar98kのシルバーボルトを黒染めするレシピがだいぶできてきたので自分用メモ
— とくむへー (@TOKUMUHEI_JPN) June 22, 2023
用意するもの
・ダブルベルボルト
・3M スポンジ研磨材 サンドペーパー(#240~#1500)
・無水アルコールorパーツクリーナー
・オックスピー
・ブラッキーA ニュータイプ
・メタルクリン
・タッパー(100均) pic.twitter.com/8Hw1qc4ynr
バーチウッドの代用品で代表的な1つが、東美化学のブラッキーです。
トビカのブラッキーとして、多くの方に親しまれている商品です。
耐久性についても、悪い評価は見当たりませんでした。
また、すぐ黒く加工されていくので、お手軽さも感じられるかもしれません。
販売している店舗は、次の通りです。
- ガンショップ
- ミリタリーショップ
- ホビーショップ
- Amazonや楽天市場などの通販
難点としては、通販で売られているものの多くが、1リットル単位の量で販売されている点です。
試しに買ってみたいという方は、少し躊躇ってしまうかもしれません。
ただ、使い勝手もよくガンブルー液としては良品なので、代用品で悩んでいる方は買ってみてもいいかもしれませんよ。
2.G.Smith.Sのブルー液
G.Smith.Sのブルー液も、バーチウッドの代用品として使用者が多いですよ。
バーチウッドのものと成分が違うので、出てくる色味が少し違いますが、ブルーイングは問題なく行えます。
容量も少量から販売しているので、初めてブルーイングを考えている方にとっては、とっつきやすいですよ。
販売している店舗は、以下の通りです。
- ガンショップ
- ミリタリーショップ
- ホビーショップ
- Amazonや楽天市場などの通販
ブルーイング初心者の方は、手順自体も分からないので、製品を買っても別で手順を調べないといけません。
そのため、説明書・手順書があると安心ですよね。
G.Smith.Sのブルー液は、これからブルーイングをやってみるという方にはおすすめですよ。
ガンブルー液ならバーチウッドがおすすめ
青みが強い いわゆるガンブルーにしたいなら バーチウッドのアルミブラックですが とても高いですね
— nyamatama (@nyamatama1) April 14, 2024
スプレー塗りで良いのなら トピカのトップガード(ブルーイング)ってのが かなり青味が出ます
PPKシリーズですが 左からABS磨き HWブラッキー染め 右 ABSトップガード塗りです pic.twitter.com/t158s7tr5G
愛用者が多く、仕上がりも美しいバーチウッドガンブルー液。
加工後の色味などが良く、他のブルー液とは一味違った仕上がりが特徴です。
その為、モデルガンやアウトドアナイフなどに活用している人が多いですよ。
主なブルー液は、以下の通りです。
- スーパーブルー
- アルミブラック
- パーマブルー
製品によって仕上がりの色が違うので、用途によって揃えている方もいるようですよ。
大きいミリタリーショップなどでは売っているかもしれませんが、店舗での購入は難しい状況です。
ただ、通販で販売している店舗もありますよ。
一度、バーチウッドのブルー液で慣れてしまうと、他の製品にはうつれない人もいるようですよ。
ただ、買うことはできる状態ですが、輸入規制の影響で流通は限られている状態です。
探しても手軽に買えない場合は、この機会に代用品を試してみることをおすすめします。
使い勝手も良く、思っていたよりも良い仕上がりになるかもしれませんよ。
気になった方は、是非試してみてください。
失敗しないブルーイングの手順
ここでは、一般的なブルーイング(黒染め加工)の手順を紹介していきます。
作業手順や環境によって、ムラができてしまったりするので、初めての場合は手順通りに進めましょう。
また、使用する製品によって漬ける時間なども変わってきますので注意してください。
- ブルー液
- やすり・紙やすり
- シリコンオフスプレー
- 中性洗剤
- 錆止め剤・油
ブルーイングの手順は、以下の通りです。
- 研磨
- 脱脂
- 黒染め
- 洗浄
- 防錆処理
簡単に手順を追って、解説していきます。
1.研磨
ビクトリノックスのスイスツール。
— TAICHO@もう大丈夫、ワタシがきた! (@breitlingyokoo) December 27, 2023
この黒いやつ、GUN好きなら分かるけどステンレスの黒染め(ブルーイング)なんだよね。
ビンセントさんやあじゃさんの方が100倍仕上げが綺麗なんだが。
まぁ、量産品にはそれは酷な話か。 pic.twitter.com/Aymqbxukgx
まずは加工したい部品などの研磨から始めます。
目指すところは顔が映るくらいまでと言われますが、ある程度で大丈夫です。
2.脱脂
その次に、脱脂をします。
そのままだと仕上がりにムラがでるので、表面の油分をとってあげます。
やり方としては、まずシリコンオフスプレーをかけて、柔らかい布などで拭いてあげましょう。
その後、中性洗剤などで洗ってあげると、脱脂の工程は完了です。
3.黒染め
今回は上手くブルーイング出来たようです。前回はブルー液1:水5の混合液にドブ漬。今回はブルー液の原液を脱脂綿に少量含ませて、少しずつ慎重に黒染めした上で防錆脱脂油を30分毎に3回塗布いたしました。
— koji nakanishi (@KojiNakanishi01) November 12, 2023
ま、これでも1週間くらい経つと変色する可能性も有りますが、今日のところはOKという事で。 pic.twitter.com/VLhpCd75eG
本丸の黒染めの工程です。
製品の説明書通り、ブルー液を希釈してください。
そこに漬けてあげると、反応が始まって黒くなっていきますよ。
冷たい水を使ってしまうとムラが発生してしまいますので、お湯を用意しましょう。
少し手間ですが、きれいな仕上がりの為に準備して望みましょう。
細かい部品をやる場合は、希釈したブルー液を刷毛などで塗ることもできますよ。
その場合は、温めるのにドライヤーを使うのも有効みたいです。
製品によって違いますが、数分で黒染めの工程は終わりますよ。
4.洗浄
ブルー液に漬け終わったら、洗浄してあげましょう。
そのままだと反応が続いてしまうので、ブルー液を除去してあげてください。
5.防錆処理
最後に、防錆処理を行います。
こちらは油を表面に塗ることで、更に錆などを防ぐ工程です。
油を使用する場合は、アマニ油など純度が高い油を使用すると良いですよ。
スプレーで油を塗るのも問題ありません。
より丁寧に行いたい場合は、トアインクララックスプレーがおすすめです。
こちらの商品は、防汚防食用の透明樹脂スプレーです。
値段もお手頃ですので、気になった方は是非試してみてください。
その後、時間をおいて油が乾けばブルーイング完了です。
最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、うまく仕上がれば感動しますよ。
是非、挑戦してみてください。
まとめ:ガンブルー液の代用品はどんなもの?
金属部品などを黒さび加工する、ガンブルー液。
有名なガンブルー液だと、バーチウッドのものが有名ですよね。
しかし、輸入規制などの影響で手に入りづらい状況が続いています。
そこで、この記事では代用品を紹介してきました。
代表的な代用品として、以下のものがあげられます。
- ブラッキー(東美化学)
- G.Smith.Sのブルー液
購入できる場所としては、以下の通りです。
- ガンショップ
- ミリタリーショップ
- ホビーショップ
- Amazonや楽天市場などの通販
それぞれの店舗によって取扱状況が違うため、確実に欲しい人は通販がおすすめですよ。
バーチウッドのガンブルー液は、仕上がりが青みがかっていて美しいです。
しかし、代用品でも十分な仕上がりが期待できますよ。
これからブルーイングをしようと考えている方は、まずはG.Smith.Sのブルー液などを使ってみるといいかもしれません。
この記事では、ブルーイングの手順も紹介しているので、是非挑戦してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。